
精神科臨床や心理臨床ばかりでなく、教育や福祉など様々な領域でその有用性を認められつつあるサイコドラマ。サイコドラマは、即興劇の形式を用いた集団精神療法です。舞台という安全で自由な世界の中で現実の役割から解き放たれて、過去や未来あるいは空想の世界の様々な役を演じながらリラックスしたり、新しい自分の生き方や可能性を見つけたりするものです。
単なる話し合いではできない交流や自己表現を可能にするので、神経症だけでなく、精神分裂病や思春期以前の言語を苦手とする人たちにも適しています。もちろん、健康な方たちにとっても、気づきや成長、癒しの場として活用されています。
今回2011年前期・後期に「サイコドラマ研修会(訓練グループ)」を開催します。ウォーミングアップから補助自我の訓練、監督のスーパービジョン等、参加された方の希望にそって構成いたします。安心できる楽しいグループ作りに、SST等の基礎としてのグループ作りに、カウンセリングの中での役割の利用など、さまざまな面での活用もできます。サイコドラマを実践されている方、これから実践したい方も幅広い参加を期待しています。初心者の方も遠慮せずにお申し込み下さい。楽しいグループを組織するにはどうするかといったことも、ソシオドラマ形式で考えることもできます。良いグループが作られれば、いろいろなことが可能になるのです。そんなことを体験してみて下さい。関心のある方のご参加をお待ちしています。
精神科医 日本心理劇学会理事長 ルーテル学院大学教授
1959年東京慈恵会医科大学を卒業後より、患者中心の精神医療を目指して活動を始める。
初声荘病院、栃木県精神保健センター長を経て、現在も家族会の相談役として患者や家族の支えになっている。
(いずれも月曜日 14:00~17:00)